「同棲を始めようと思うけど、実際どんなデメリットがあるのかしら?上手くいかなくなったらどうしよう…結婚前提で考えているけど、同棲したことでお互いの気持ちが冷めてしまうことってあるのかな?」
恋人との同棲は、多くのカップルが結婚への重要なステップと考えています。お互いの生活習慣を知り、より深い絆を築けるチャンスでもあるのです。ですが、実際に始めてみると、予想もしていなかったような問題が次々と浮上してくることも少なくありません。
・同棲を始める前に知っておきたいデメリット
・同棲生活で起こりがちなトラブル
・デメリットを解消するためのポイント
など、同棲前に確認しておきたいことが山のようにあるはずです。
そこで今回は、『同棲によって起こりうるデメリット』と、『その対処法』について、実体験を交えながら詳しくお話ししていきます!
また、カップルカウンセラーの方々のアドバイスも参考にしながら、同棲のリアルな実態についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
まず、同棲にはメリットもデメリットも存在することを理解しておく必要があります。一緒にいる時間が増えることで愛情が深まる一方で、相手の意外な一面を知ることになるかもしれません。
実際、多くのカップルが同棲によって関係性が大きく変化していきます。同じ空間で生活することで、デートの時には見えなかった相手の素顔が見えてくるからです。
例えば、休日の過ごし方や食事の好み、お金の使い方など、交際中には気付かなかった違いが表面化することも。中には「こんなはずじゃなかった」と戸惑う方もいるかもしれません。
ただし、これは決してネガティブなことばかりではありません。むしろ、お互いをより深く理解するためのチャンスと捉えることができるのです。
そして、この「素の関係」になることこそが、同棲最大のポイントといえるでしょう。お互いの良いところも、気になるところも、全てを受け入れられるかどうかが試されるのです。
30代女性のAさんは、同棲を始めて3ヶ月後に「交際中には見えなかった彼の優しさに気付けた」と話します。「朝早く起きて朝食を作ってくれたり、疲れて帰ってきた時に癒やしの言葉をかけてくれたり。デートでは見られなかった日常的な思いやりに、より愛情を感じるようになりました」
このように、同棲には確かにデメリットもありますが、それを上回る素敵な発見があることも忘れないでください。
さて、ここからは具体的なデメリットについて、より詳しくお話ししていきます。先輩カップルたちの経験から、特に注意が必要なポイントを見ていきましょう。
同棲で最も多いトラブルが、お金の問題です。家賃や光熱費、食費など、2人の生活費をどう分担するかで意見が食い違うことがあります。
実際に同棲経験のある20代後半のBさんは、「最初は全て折半で良いと思っていたけれど、だんだん不公平感が出てきました」と振り返ります。「私の方が給料が低いのに、高級な食材を買いたがる彼と同じ額を払うのは、正直きつかったです」
また、外食の頻度や普段の買い物の基準など、金銭感覚の違いが表面化することも。「無駄遣いが多い」「節約し過ぎ」といった価値観の違いが、徐々に大きな溝となっていくケースも少なくありません。
このような金銭トラブルを防ぐには、事前の話し合いが欠かせません。カップルカウンセラーのCさんは、「生活費は収入比での分担がおすすめです」とアドバイスします。
例えば、月の総支出が20万円で、AさんとBさんの収入比が6:4の場合、Aさんが12万円、Bさんが8万円を負担する形です。このように、お互いの経済状況に応じた分担方法を選ぶことで、不公平感を軽減できます。
また、共通の口座を作り、生活費だけをそこでやり取りする方法も効果的です。プライベートな支出は別口座で管理することで、お互いの自由な消費を認め合える関係性を築けるでしょう。
一緒にいる時間が増えることは、時として予想以上のストレスとなります。24時間ずっと一緒にいることで、自分の時間が持てなくなってしまうのです。
28歳のDさんは、「最初は『大好きな彼と一緒にいられて幸せ』と思っていました」と振り返ります。「でも3ヶ月くらい経つと、友達と会う時間も減り、自分の趣味の時間も取れなくなって。だんだんストレスが溜まっていきました」
実際、「たまには1人になりたい」と感じることは決して珍しくありません。むしろ、適度な距離感を保つことで、関係性が良好に保たれるというケースも多いようです。
カップルカウンセラーのEさんは、「同じ家にいても、それぞれの時間を大切にすることが重要」と指摘します。「例えば、休日は午前中を自分の時間として使うなど、明確なルールを設けるのも一つの方法です」
また、部屋の広さによっては、パーテーションで空間を区切ったり、リビングと寝室を分けて使用したりするなど、物理的な工夫も効果的です。1Kや1DKでも、お互いの居場所を確保することは可能なのです。
デートでは気付かなかった生活習慣の違いが、同棲を始めると急に目立ってくることがあります。
25歳のFさんは、「彼は深夜型で、私は朝型。生活リズムが全く合わなくて最初は本当に大変でした」と話します。「夜中にテレビを観たり、ゲームをしたりする音で眠れないことも多くて…」
また、整理整頓に対する意識の違いも大きな問題となりがちです。「使った食器をそのまま放置する」「洗濯物を干したままにする」など、一見些細な習慣の違いが、日々のストレスとなっていくのです。
ただし、これは必ずしもマイナスばかりではありません。お互いの習慣を理解し、歩み寄ることで、より良い生活リズムを作り上げていけるからです。
例えば、先ほどのFさんの場合、「彼が夜ゲームをする時はヘッドホンを使う」「私は休日の寝坊を許容する」といった具合に、お互いの譲歩点を見つけ出していったそうです。
毎日顔を合わせることで、特別な存在だった恋人が「当たり前の存在」に変化していくことがあります。
32歳のGさんは、「同棲1年目は、毎日が新鮮で楽しかった」と振り返ります。「でも2年目に入る頃から、休日のデートが減り、家でだらだら過ごす時間が増えていって。気付いたら、お互いスマホを見ながら無言で過ごすことが当たり前になっていました」
このような状況を防ぐには、意識的な工夫が必要です。例えば、月に1度は特別なデートの日を設けたり、お互いを思いやる気持ちを言葉にして伝えたりすることが大切です。
また、「同棲=いつも一緒」と考えすぎないことも重要です。それぞれの友人関係を大切にし、個々の社会生活も充実させることで、関係性は新鮮さを保てるのです。
同棲については、まだまだ保守的な考えを持つ方も多いのが現状です。特に親世代からの理解を得るのが難しいこともあるでしょう。
27歳のHさんは、「両親に反対されて、最初は内緒で同棲を始めました」と話します。「でも、いざという時に頼れる人がいないのは不安で。結局、きちんと説明して理解を求めることにしました」
このように、周囲との関係をどう築いていくかも、同棲の重要なポイントとなります。隠し通すのではなく、お互いの将来を見据えた上での選択であることを、丁寧に説明していくことが大切です。
ここまでデメリットについてお話ししてきましたが、適切な対策を取ることで、その多くは解消できます。ここからは、具体的な対処法についてご紹介していきます。
まず何より大切なのが、同棲を始める前の十分な話し合いです。カップルカウンセラーのIさんは、「最低でも以下の5点については、しっかりと話し合っておくべき」とアドバイスします。
1つ目は、お金の管理方法です。家賃や光熱費はもちろん、食費や日用品の購入まで、細かい項目ごとの分担方法を決めておきましょう。
2つ目は、家事の分担です。掃除や洗濯、料理など、誰がいつどの作業を担当するのか、具体的に決めておくことが重要です。
3つ目は、休日の過ごし方です。趣味の時間や友人との付き合い方など、お互いの自由な時間をどう確保するかについても話し合っておきましょう。
4つ目は、将来の展望です。結婚についてどう考えているのか、いつ頃をめどに考えているのかなど、お互いの意向を確認しておくことが大切です。
そして5つ目は、トラブルが起きた時の対処法です。「こういう時はこうしよう」という具体的なルールを決めておくことで、問題が大きくなるのを防げます。
34歳のJさんは、「同棲を始めて半年で破局しかけました」と振り返ります。「でも、週に1度『関係性チェックの日』を設けることにしてから、どんどん関係が良くなっていきました」
このように、定期的な話し合いの機会を設けることは、とても効果的です。「最近どう?」「困っていることはない?」といった何気ない会話から始めるのがおすすめです。
また、不満があった時は、その場で適切に伝えることも大切です。溜め込んでしまうと、後々大きな爆発につながりかねません。
「一緒にいるのが当たり前」という考えは、時として関係性を壊してしまいます。程よい距離感を保つことで、むしろ関係性は深まっていくのです。
26歳のKさんは、「土曜日は彼の趣味の日、日曜日は一緒に過ごす日と決めています」と話します。「最初は寂しく感じましたが、今ではこの距離感がちょうど良いと感じています」
適度な距離感があることで、「会いたい」という気持ちも生まれ、むしろ関係性が新鮮さを保てるのです!
同棲には確かにデメリットがありますが、それは2人の関係性をより深めるためのステップとも言えます。
お金の問題や生活習慣の違い、プライベート空間の確保など、様々な課題に直面することでしょう。ですが、それらを1つ1つ乗り越えていくことで、より強い絆を築いていけるのです。
実際、多くのカップルが「同棲を通じて、お互いへの理解が深まった」と話します。確かに大変なこともありますが、それ以上に得られるものも大きいのです。
大切なのは、起こりうる問題を事前に理解し、適切な対策を考えておくこと。そして何より、お互いを思いやる気持ちを忘れないことです。
同棲を始める前に、このようなデメリットについてしっかりと理解し、対策を考えておくことで、より良い同棲生活を送ることができるはずです。
2人で話し合い、支え合いながら、素敵な同棲生活を築いていってください!きっと、かけがえのない思い出と、深い絆を手に入れることができるはずです!