「同棲を始めたけど、2人の食費っていくらくらいが普通なのかな?分担方法や節約術についても知りたい!」
同棲生活の中で、食費の管理は重要なポイントとなっています。しかし、2人分の食費の相場がわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
例えば、以下のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、同棲カップルの食費の平均額についてお話ししていきます。また、食費の分担方法や節約術についてもご紹介していくので、これから同棲を始める方はもちろん、すでに同棲中のカップルの方にも参考にしていただけるはずです!
先ずは、同棲カップルの食費の平均相場についてお伝えしていきます。総務省の家計調査によると、2人世帯の月の平均食費は約65,000円となっています。
ただし、これには同棲カップルだけでなく、高齢の夫婦世帯なども含まれているため、実際の同棲カップルの平均はもう少し低めとなっています。実際に同棲している20〜30代のカップルの平均食費は、月に約45,000〜55,000円程度というデータが一般的です。
また、この金額には外食費も含まれています。内訳としては、自炊分が約35,000〜40,000円、外食分が約10,000〜15,000円という割合が多いようです。
食費の平均額は、年代や住んでいる地域によっても大きく変わってきます。例えば、20代前半のカップルの場合は月40,000円程度、30代後半になると月60,000円を超えるケースも珍しくありません。
これは年齢とともに収入が増えることや、食生活が豊かになっていくことが理由として考えられます。実際、20代のカップルからは「外食は月1〜2回」という声が多い一方で、30代のカップルからは「週末は少し贅沢に外食を楽しむ」という声をよく聞きます。
また、都市部と地方では物価に差があるため、食費にも違いが出てきます。東京や大阪などの大都市圏では、地方と比べて約1万円ほど食費が高くなる傾向にあります。
コロナ禍は、多くのカップルの食生活に大きな変化をもたらしました。特に在宅勤務の増加により、それまで個別に取っていたランチを2人で自宅で取る機会が増え、食費の使い方も変化してきています。
実際、コロナ前と比べると、同棲カップルの食費は平均で5,000円ほど増加していると言われています。これは、在宅時間の増加に伴い、食材の購入量が増えたことが主な理由です。
一方で、外食費は大きく減少し、その分を食材購入に回すカップルが増えました。具体的には、コロナ前は総食費の30〜40%を占めていた外食費が、現在は20〜25%程度まで減少しているというデータもあります。
また、この変化は新しい生活様式として定着しつつあります。「自宅で料理を作る時間が増えて、かえって食費の無駄が減った」「お互いの好みに合わせた料理ができるようになった」という声も多く聞かれます。
続いては、カップルの収入から見た適正な食費についてお話ししていきます。一般的に、手取り収入の15〜20%程度を食費に充てるのが理想的だといわれています。
そのため、例えば2人の手取り収入の合計が40万円の場合は、月の食費を60,000〜80,000円に設定することが可能です。一方で、手取り合計が25万円の場合は、37,500〜50,000円程度に抑えることをおすすめします。
もちろん、これはあくまでも目安です。外食を控えめにして自炊中心の生活を送る場合は、この金額よりも少なく済むでしょう。逆に、美味しいものを食べることが2人の楽しみの場合は、少し多めに設定しても問題ありません。
外食費については、総食費の20〜30%程度に抑えるのがおすすめです。つまり、月の食費が50,000円の場合、外食費は10,000〜15,000円程度が適正といえます。
実際、多くの同棲カップルが「平日は自炊、休日は外食」というパターンで生活しています。これなら、食費を抑えながらも、2人で外食を楽しむことができますよ。
また、デリバリーサービスの利用も、新しい選択肢として人気です。「疲れて料理する気分じゃない日」や「特別な日」に利用するのもいいでしょう。
カップルにとって、誕生日や記念日などの特別な日の食事は大切なイベントです。そのため、これらの支出は通常の食費とは別枠で考えることをおすすめします。
具体的には、月々の食費とは別に「イベント費」として予算を設定しておくのがよいでしょう。例えば、2人の誕生日、付き合い始めた記念日、クリスマスなど、年間の特別な日をカレンダーに書き出し、それぞれの予算を決めておきます。
一般的な予算の目安としては、誕生日ディナーで10,000〜15,000円、その他の記念日で5,000〜10,000円程度を設定しているカップルが多いようです。「普段は節約して、特別な日は少し贅沢に」というメリハリをつけることで、より思い出に残る食事を楽しむことができます。
また、特別な日は必ずしも外食である必要はありません。「手作りのディナー」や「お気に入りのデリバリー」など、2人らしい過ごし方を選んでみるのもいいでしょう。
食費の分担方法で最も多いのが、折半です。特に収入が同じくらいのカップルの場合は、食費を含む生活費を折半するケースが一般的です。
具体的には、月初めに2人で食費の予算を決め、それぞれが半分ずつ出し合うというやり方です。例えば食費を月50,000円に設定する場合、それぞれが25,000円ずつ負担します。
このように明確に分担することで、お金の貸し借りが発生せず、清々しい関係を保つことができます。また、「自分たちの食費」という意識が芽生え、予算管理もしやすくなるというメリットもあります。
一方で、収入に差がある場合は、その比率に応じて分担するのがおすすめです。例えば、一方の収入が30万円、もう一方が20万円の場合、食費の負担を3:2の割合にするわけです。
月の食費が50,000円の場合、収入が多い方が30,000円、少ない方が20,000円を負担します。このように収入に応じて分担することで、双方に無理のない家計管理が可能になります。
また、「食費は収入が多い方が多めに負担し、その分家事は収入が少ない方が頑張る」といった役割分担をしているカップルも少なくありません。
中には、「食費は給料が高い方が全額負担する」というカップルもいます。特に収入差が大きい場合は、このような選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、この場合は必ず2人でしっかりと話し合い、合意を得ることが大切です。相手の好意を当たり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
また、「食費は彼氏が、家賃は彼女が負担する」など、費目によって分担する方法を取るカップルもいます。このように、2人の状況に合わせて柔軟に分担方法を決めていくことが重要です。
食費の管理で重要なのは、シンプルな方法を選ぶことです。例えば、食費専用の財布を用意して、そこにそれぞれの分担金を入れておくという方法が人気です。
また、2人専用の通帳やキャッシュカードを作り、食費をそこで管理するのも効率的です。月初めに決めた金額を入金し、そこから食費を支払っていく形です。
さらに、レシートは必ず保管しておくことをおすすめします。月末に2人でレシートを確認すれば、どんな食材にお金を使っているのかが一目瞭然です。これは節約のヒントにもなりますよ。
近年は、スマートフォンの家計簿アプリを活用するカップルも増えています。例えば、「OsidOri(オシドリ)」というアプリは、2人で共有できる機能が充実していて、特にカップルや夫婦の利用に適しています。
特に便利なのが、レシートを撮影するだけで自動的に支出が記録される機能です。面倒な入力作業がなく、2人の支出がリアルタイムで確認できます。また、家族全体のお金を見える化できる機能も備えているため、将来的な資金計画も立てやすくなっています。
また、カテゴリー別の支出グラフや、予算に対する使用率なども一目で分かるため、食費の管理がとても楽になります。共働きのカップルでも、お互いの支出状況を簡単に共有できるのが魅力です。
食費の予算オーバーは、多くのカップルが経験することです。大切なのは、オーバーしてしまったときの対処法をあらかじめ決めておくことです。
まず、予算オーバーが発覚したら、すぐに2人で話し合う機会を持ちましょう。その際、お互いを責めるのではなく、なぜオーバーしてしまったのかを冷静に分析することが大切です。
具体的な対処法としては、以下のような方法が効果的です。例えば、翌月の食費から不足分を補填する、2人で外食を控えめにして調整する、あるいは臨時の支出として2人で折半するなどの選択肢があります。
また、予算オーバーを防ぐために、月の半ばで一度支出状況をチェックする習慣をつけることをおすすめします。「残り2週間で予算の30%しか残っていない」といった状況が把握できれば、早めに対策を立てることができます。
食費の節約で効果的なのが、まとめ買いです。特に米やお肉、飲料水などの保存が効く食材は、セール時にまとめ買いすることで大きな節約になります。
また、スーパーの特売情報をチェックして、安い曜日や時間帯を把握しておくことも大切です。多くのスーパーでは夕方以降に惣菜類が値引きされるので、そのタイミングを狙って買い物に行くのもおすすめです。
さらに、ポイントカードやクレジットカードのポイントを上手に活用することで、実質的な食費を抑えることができます。2人で協力して、お得な買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
自炊は大きな節約につながります。特に、まとめて作り置きをすることで、材料費も光熱費も節約できます。例えば、休日に2人で協力して1週間分のおかずを作り置きするのも楽しいものです。
また、「もやし」や「キャベツ」など、比較的安価で栄養価の高い食材を上手に活用するのもポイントです。インターネットには節約レシピが豊富にあるので、2人で新しいレシピに挑戦してみるのも素敵ですね。
さらに、食材を無駄にしないことも重要です。例えば、野菜の茎や皮なども工夫次第で立派な一品になります。2人で知恵を出し合って、食材を最後まで使い切る工夫をしてみましょう。
近年注目を集めているのが、食材宅配サービスの活用です。一見すると割高に感じるかもしれませんが、上手に使えば食費の節約につながります。
例えば、食材の使い切りに悩むカップルには、ミールキット型の宅配サービスがおすすめです。必要な分量だけが届くため、食材の無駄がなく、結果的にコスト削減になることも。実際に利用しているカップルからは「食材の余りが減って、冷蔵庫の中がスッキリした」という声も聞かれます。
また、生鮮食品の定期購入サービスも人気です。特に米や野菜などの定番食材は、スーパーで買うよりもお得なケースが多いです。定期購入にすることで、「買い忘れ防止」にもなり、急なコンビニ買いも減らせます。
さらに、最近では産地直送の食材を扱うサービスも増えています。旬の食材が直接届くため、鮮度が良く、価格も抑えめ。「普段より良い食材が食べられるようになった」という声も多く聞かれます。
これらのサービスは、初回限定クーポンなどのお得な特典も多いので、2人で相談しながら試してみるのもいいでしょう。ただし、利用する前には必ず解約条件をしっかりと確認しておくことが重要です。
いかがでしたか?同棲カップルの平均食費は月45,000〜55,000円程度で、これには自炊分と外食分の両方が含まれています。近年では、コロナ禍の影響もあり、自宅での食事が増え、食費の使い方も変化してきていますね。
分担方法については、折半や収入比での分担など、様々な方法があります。大切なのは、2人でしっかりと話し合い、互いが納得できる方法を選ぶこと。そして、選んだ方法は定期的に見直してみることをおすすめします。
また、誕生日や記念日などの特別な日の食事は、通常の食費とは別枠で考えることで、よりメリハリのある食生活を送ることができます。予算オーバー時の対処法についても、2人であらかじめルールを決めておくことで、トラブルを防ぐことができるでしょう。
食費の節約については、まとめ買いや食材宅配サービスの活用など、2人で楽しみながら取り組める方法が たくさんあります。買い物や料理を2人の共同作業として捉え、コミュニケーションの機会として活用してみてはいかがでしょうか。
同棲生活を始めたばかりの方は、まずは2〜3ヶ月ほど実際の食費をつけてみることをおすすめします。その上で、適切な予算と分担方法を決めていってください。きっと、2人らしい素敵な食生活が築けるはずです!