「同棲したいけど、生活費の分担ってどうすればいいの?」
そんな不安を抱えているカップルは少なくありません。
同棲は二人の新しい生活のスタートですが、お金の問題をあいまいにしたまま始めてしまうと、後々トラブルの原因になってしまいます。
実際、総務省の調査によると、同棲にかかる生活費の平均は家賃を除いて約27万円です。
この記事では、同棲カップルが知っておくべき生活費の基本ルールから、収入差があるカップルの公平な分担方法、さらにトラブルを防ぐための具体的なテンプレートまで詳しくお伝えしていきます。
二人が笑顔で暮らせる同棲生活を実現していきましょう!
同棲を始める前に、まずは生活費に関する基本的なルールを理解しておくことが大切です。
なぜなら、お金の話をきちんと決めずに同棲をスタートしてしまうと、「なんで私ばかり負担が大きいの?」という不満が積み重なってしまうからです。
実際の調査では、同棲経験者の約半数が生活費について揉めた経験があるとのこと。
ここでは、同棲生活を円滑にスタートさせるための基本的なポイントをお話ししていきます。
生活費と一口に言っても、実は様々な項目が含まれています。
まず、生活費は大きく「固定費」と「変動費」の2つに分けられます。
固定費とは毎月決まった金額がかかる費用のこと。
具体的には家賃、通信費(インターネット・スマホ)、保険料などが該当します。
一方で変動費は、月によって金額が変動する費用です。
食費、光熱費(電気・ガス・水道)、日用品費、交際費などがこれにあたります。
家賃以外の主な費用として、光熱費が月1〜2万円、通信費が約1万円、食費が4〜5万円程度かかるのが一般的といわれています。
このように項目ごとに整理しておくことで、どの部分を節約できるか、どう分担するかが明確になっていきます。
同棲前に二人でどんな費用がかかるのかをリストアップし、固定費と変動費に分けて把握しておくと良いでしょう!
生活費の分担を決める際、必ず「手取り収入」で計算するようにしてください。
なぜなら、総支給額(額面)には税金や社会保険料が含まれており、実際に使えるお金とは大きく異なるからです。
例えば総支給額が30万円でも、税金や保険料を引いた手取りは24万円程度になることも珍しくありません。
一般的に、同棲時の家賃は二人の毎月の手取り額の25%を目安にするとされています。
もし額面で計算してしまうと、実際には支払いが厳しくなり、生活が苦しくなってしまうのです。
また、手取り額は残業代の有無や賞与によっても変動します。
そのため、安定して稼げる月の手取り額(基本給ベース)で計算することをオススメします!
生活費の分担を決める前に、必ず二人で話し合っておきたいポイントが3つあります。
1つ目は「お互いの収入」です。
手取り額を正直に開示し合うことで、無理のない分担方法が見えてきます。
収入を隠したまま同棲を始めると、後々「実はこんなに少なかったの?」というトラブルになりかねません。
2つ目は「お金に対する価値観」について。
例えば、一方は外食や旅行にお金を使いたいタイプで、もう一方は貯金を優先したいタイプだと、生活費の使い方で意見が合わないことがあります。
どんなことにお金を使いたいのか、どのくらい貯金したいのかを事前に共有しておきましょう。
そして3つ目が「家事の分担」です。
収入が少ない方が家事を多めに担当するなど、お金と家事のバランスを取ることで不満を減らせるというケースもあります。
この3つをしっかり話し合っておくことで、お互いが納得できる分担方法を見つけられますよ!
家賃は生活費の中で最も大きな割合を占める項目です。
だからこそ、適正な家賃を見極めることが、同棲生活を成功させる鍵になります。
ここでは、手取り収入に対する理想的な家賃の割合と、具体的な収入帯別のシミュレーションをお伝えしていきます。
同棲カップルの家賃は、二人の手取り合計の25〜30%が目安とされています。
例えば、二人合わせて手取り40万円であれば、家賃の上限は10〜12万円が適正範囲です。
この範囲内に収めることで、食費や光熱費、貯金などにも無理なく予算を配分できます。
では、なぜこの範囲を超えると生活が苦しくなるのでしょうか。
家賃は毎月必ず支払わなければならない固定費だからです。
30%を超える家賃を設定してしまうと、食費を削ったり、趣味や交際費を我慢したりしなければならず、生活の質が下がってしまいます。
とはいえ、生活費や貯金、娯楽費も考える必要があるため、家賃は可能な限り抑えるのが理想なのです。
無理な金額設定は、毎月のやりくりを厳しくし、結果的にカップル間のトラブルや不満の原因になってしまうので注意しましょう!
具体的に、収入帯別の家賃目安を見ていきましょう。
【手取り合計40万円の場合】
・家賃目安:10万〜12万円
・生活費(家賃除く):約20万〜22万円
・残り(貯金・娯楽):約6万〜10万円
【手取り合計50万円の場合】
・家賃目安:12.5万〜15万円
・生活費(家賃除く):約23万〜25万円
・残り(貯金・娯楽):約10万〜14.5万円
【手取り合計60万円の場合】
・家賃目安:15万〜18万円
・生活費(家賃除く):約25万〜27万円
・残り(貯金・娯楽):約15万〜20万円
2人の月収が約50万円の場合、家賃の目安は約15万円で、食費の目安は約7.5万円とされています。
このように、手取り収入によって適正な家賃と生活費のバランスが変わってくるのです。
自分たちの手取り合計を確認して、無理のない家賃設定を心がけましょう!
家賃の適正額は、立地や広さ、通勤距離によっても変わってきます。
例えば、都心部に住めば通勤時間は短縮できますが、家賃は高くなります。
一方で郊外に住めば家賃を抑えられますが、通勤に時間とお金がかかるというトレードオフがあるのです。
同棲には1DKでは狭すぎるという声が多く、リビングスペースと寝室が分かれている1LDKや2LDKの間取りが人気です。
しかし、広い部屋を選ぶほど家賃は上がります。
そこで考えたいのが「優先順位」。
二人が在宅勤務をする場合は、部屋数が多い方が快適かもしれません。
通勤時間を大切にしたいなら、やや狭くても駅近物件を選ぶという選択肢もあります。
また、最初は少し狭くても家賃を抑えて貯金を優先し、将来的に引っ越すという計画を立てるのも一つの方法です。
二人のライフスタイルと将来設計に合わせて、最適な家賃バランスを見つけていきましょう!
収入に差があるカップルの場合、生活費の分担方法は特に慎重に考える必要があります。
なぜなら、単純に折半してしまうと、収入の少ない方の負担が大きくなり、不公平感が生まれてしまうからです。
ここでは、収入差があるカップルにオススメの3つの分担方式を詳しくご紹介していきます。
完全折半方式は、生活費を二人で半分ずつ負担する最もシンプルな方法です。
例えば、月の生活費が30万円なら、それぞれが15万円ずつ支払います。
この方法のメリットは、平等に分担できることで、もし同棲生活をやめることになっても金銭面でもめにくくなる点にあります。
しかし、デメリットもあります。
例えば月の手取りが一方は30万円、もう一方は20万円の場合、生活費30万円を折半すると、収入の少ない方は手取りの75%を生活費に充てることになり、経済的な負担が大きくなります。
この方式が向いているのは、二人の収入がほぼ同程度で、お互いに「完全に平等に分けたい」と考えているカップル。
収入差が大きい場合は、次にご紹介する「収入比按分方式」を検討してみてください!
収入比按分方式は、それぞれの収入に応じて生活費を分担する方法です。
これは収入差があるカップルに最も公平で現実的な方法といえます。
例えば彼の収入が30万円、彼女の収入が20万円なら、生活費を3:2の割合で負担します。
具体的な計算方法を見ていきましょう。
【計算式】
・手取り合計:30万円+20万円=50万円
・収入比:30万円÷50万円=0.6(60%)、20万円÷50万円=0.4(40%)
・生活費が30万円の場合
彼の負担:30万円×0.6=18万円
彼女の負担:30万円×0.4=12万円
例えば彼が30万円、彼女が20万円の収入があった場合、収入の割合は3:2で、家賃が10万円なら彼が6万円、彼女が4万円という分担になります。
この方式なら、収入の少ない方も無理なく生活費を負担でき、お互いが納得できる分担が実現できます。
収入差があるカップルには、ぜひこの方式を検討してみてください!
項目別分担方式は、生活費の各項目を二人で分けて負担する方法です。
例えば「家賃は彼が全額負担、光熱費と通信費は彼女が負担、食費は折半」といった具合に、項目ごとに担当を決めます。
この方式のメリットは、それぞれの支払い項目が明確になり、管理がシンプルになることです。
ただし、注意点もあります。
家賃や光熱費など、金額が大きい項目と小さい項目があるため、トータルで見たときに負担が偏ってしまう可能性があるのです。
そのため、この方式を採用する場合は以下のポイントを意識しましょう。
・各項目の金額をきちんと計算し、トータルの負担額を確認する
・収入差がある場合は、高収入の方が家賃などの大きな項目を担当する
・定期的に見直しを行い、不公平感がないかチェックする
家賃だけでなく生活費全体の分担ルールを明確にすることで、曖昧にしたまま生活を始めて不満が積もることを防げます。
項目別に分担する場合も、お互いが納得できるバランスを見つけていきましょう!
それぞれのカップルに最適な分担方式は、生活スタイルや価値観によって異なります。
【完全折半方式が向いているカップル】
・二人とも正社員で収入がほぼ同じ
・完全に平等に分けたいという価値観
・将来的に別れる可能性も考慮したい
【収入比按分方式が向いているカップル】
・収入に明確な差がある
・公平性を重視したい
・結婚を前提に長期的な関係を考えている
【項目別分担方式が向いているカップル】
・それぞれが得意な管理項目がある
・家事の分担も考慮して調整したい
・シンプルな支払い管理を好む
例えば、彼が高収入で彼女がパートという場合は、収入比按分方式がオススメ。
一方、二人とも在宅勤務で電気代が高くなる場合は、項目別に分けて光熱費を折半するという方法もあります。
大切なのは、二人が納得し、不満を感じない分担方法を選ぶこと。
定期的に見直しながら、その時々に合った方式を柔軟に取り入れていきましょう!
固定費の分担が決まったら、次は変動費の按分方法を考えていきましょう。
変動費は月によって金額が変わるため、管理が難しいと感じるカップルも多いです。
しかし、ルールをしっかり決めておけば、トラブルを防ぎながら効率的に管理できます。
ここでは、食費や光熱費などの変動費をどう按分すべきか、具体的な運用テンプレートと共にお伝えしていきます。
食費の管理でトラブルになりやすいのが、「どこまでを共通の食費とするか」という線引きです。
例えば、二人で食べる自炊の食材は当然共通費用ですが、一人だけのお菓子やコンビニでの買い物はどうするか。
また、友達との外食は個人負担だけど、二人でのデート外食は共通費用にするのか。
こういった細かい部分を曖昧にしておくと、「なんで私だけ損してる気がする」という不満につながります。
オススメの線引きルールはこちら。
・二人で食べる自炊の食材:共通費用
・日用品(トイレットペーパー、洗剤など):共通費用
・二人での外食:共通費用
・個人のお菓子やコンビニ:個人負担
・友人との外食や飲み会:個人負担
同棲で生じる食費のうち、大きな割合を占めているのが調理食品と外食です。
外食が増えると食費が膨らむため、「月に外食は○回まで」とルールを決めておくのも良いでしょう。
このように線引きを明確にしておけば、お互いが納得して食費を管理できますよ!
光熱費や通信費の按分は、単純に折半するだけでは不公平になることがあります。
なぜなら、在宅勤務の有無や生活時間帯によって、使用頻度が大きく異なるからです。
例えば、一方が在宅勤務で一日中家にいて、もう一方は朝から晩まで外出している場合、電気代やガス代の負担に差が出ます。
そこで考えたいのが「使用頻度」と「在宅時間」に基づくバランス調整。
具体的には以下のような方法があります。
・在宅時間が同じくらいなら:折半
・一方が在宅勤務で使用頻度が高い:6:4や7:3で按分
・季節によって変動を確認:夏冬は使用量が増えるため、適宜見直し
水道・光熱費のうち、大きな割合を占めているのが電気代で、季節によっては平均以上かかることもあるため、定期的にチェックすることが大切です。
通信費については、インターネット回線は共通で折半、スマホ代は個人負担というのが一般的。
お互いの使用状況を踏まえて、納得できる按分方法を話し合ってみてください!
ここでは、実際に使える分担ルールのテンプレートをご紹介します。
【固定費の分担ルール例】
・家賃:収入比按分(例:6:4)
・通信費(インターネット):折半
・通信費(スマホ):各自負担
・保険料:各自負担
・サブスクリプション(Netflix等):共通利用分は折半
【変動費の分担ルール例】
・光熱費(電気・ガス・水道):在宅時間に応じて按分(例:6:4)
・食費(自炊用食材):折半
・食費(二人での外食):折半
・日用品(共通):折半
・個人の嗜好品:各自負担
【精算方法】
・毎月25日に前月分を精算
・共通口座に各自決まった額を入金
・家計簿アプリで支出を記録し、月末に調整
このテンプレートをベースに、二人の状況に合わせてカスタマイズしてみてください。
大切なのは、「これならお互い納得できる」というルールを作ること。
書面やスマホのメモに残しておくと、後から見返せて便利ですよ!
生活費の分担ルールを決めたら、次は「どう管理するか」が重要になります。
管理方法が曖昧だと、「今月いくら使ったの?」「誰がどの支払いをしたの?」と混乱が生じてしまうからです。
ここでは、トラブルを防ぐための具体的な管理方法をお伝えしていきます。
共同口座とは、二人で生活費を管理するための専用口座のことです。
この口座を作ることで、「誰がいくら払った」という細かい精算が不要になり、管理がぐっと楽になります。
具体的な運用方法は以下の通りです。
・毎月決まった日に、各自が決めた金額を共同口座に入金
・家賃、光熱費、食費などの支払いをこの口座から引き落とし
・残高が余れば貯金や旅行資金に回す
ただし、注意点があります。
現在、日本の多くの銀行では「共同名義口座」は作れません。
そのため、どちらか一方の名義で口座を開設し、もう一方もキャッシュカードを持つという形が一般的です。
おすすめの銀行タイプとしては、以下のような特徴を持つものが便利。
・口座維持手数料が無料
・スマホアプリで残高確認が簡単
・振込手数料が安い、または無料回数が多い
・ATM手数料が安い
ネット銀行なら手数料が安く、アプリも使いやすいのでオススメです。
共同口座を作ることで、お金の透明性が高まり、信頼関係も深まっていきますよ!
家計アプリを使えば、支出の管理が驚くほど簡単になります。
おすすめの家計アプリには、二人で共有できる機能がついているものも多く、リアルタイムで支出状況を確認できるのが魅力です。
代表的なアプリとしては「マネーフォワードME」や「Zaim」などがあります。
家計アプリを活用する際のポイントは以下の通り。
・レシートを写真で記録できる機能を使う
・カテゴリー分け(食費、光熱費など)を細かく設定
・二人とも定期的にアプリをチェックする習慣をつける
・月末にアプリの記録をもとに精算
また、精算日と締め日を決めておくことも重要です。
例えば「毎月25日締め、月末に精算」というルールにしておけば、給料日の直後に精算できるため、資金繰りもスムーズ。
締め日と精算日を決めておくメリットは、「いつまでに確認すればいいか」が明確になり、お互いの負担も減る点にあります。
アプリと精算ルールを組み合わせて、効率的な家計管理を実現していきましょう!
同棲を始めたときに決めた生活費の分担が、ずっと最適とは限りません。
なぜなら、収入が変わったり、生活スタイルが変化したりすることがあるからです。
そのため、定期的に生活費の分担を見直すことが、長く円満な同棲生活を続ける秘訣になります。
おすすめは「半年ごと」の見直し。
半年あれば生活費の傾向もつかめますし、季節による変動(夏冬の光熱費など)も一巡します。
見直しの際にチェックしたいポイントはこちら。
・収入に変化はあったか(昇給、転職、減収など)
・生活費の項目別支出に大きな変動はないか
・どちらかに不満や負担感が溜まっていないか
・貯金目標は達成できているか
この見直しの時間を「お金の話し合いデー」として定例化すると、お金の問題を後回しにせず、小さな不満のうちに解消できます。
カフェでゆっくり話すなど、リラックスした雰囲気で話し合うのがポイントです!
同棲前の話し合いで決めておきたい項目をチェックリストにまとめました。
このリストを参考に、二人で話し合ってみてください。
□ お互いの手取り収入を正直に開示する
□ 生活費の分担方式を決める(折半・按分・項目別)
□ 家賃の上限と物件の条件を決める
□ 固定費(家賃・通信費)の負担割合を決める
□ 変動費(食費・光熱費)の按分方法を決める
□ 共同口座を作るかどうか、作る場合は名義をどうするか
□ 家計アプリを使うか、使う場合はどのアプリにするか
□ 精算日と締め日を決める
□ 貯金目標と貯金方法を決める
□ 見直しのタイミング(半年ごとなど)を決める
これらの項目を事前に決めておけば、同棲生活がスムーズにスタートできます。
書面やスマホのメモに記録しておくと、後から確認できて便利ですよ!
同棲生活は、スタートしたらずっと同じ状態が続くわけではありません。
働き方や収入、ライフスタイルの変化に応じて、柔軟に対応していくことが大切です。
ここでは、将来起こりうる変化にどう対応すべきか、具体的な方法をお話ししていきます。
収入が変わったときは、なるべく早めに生活費の分担を見直しましょう。
例えば、昇給や転職で収入が増えた場合、負担割合を調整することで、もう一方の負担を減らせます。
逆に、収入が減った場合は、家賃を下げる引っ越しを検討したり、食費や光熱費を節約したりする必要があるかもしれません。
具体的な見直しのタイミングは以下の通り。
・昇給や転職があったとき
・どちらかが休職や退職をしたとき
・ボーナスの有無が変わったとき
按分の再計算方法は、前述した「収入比按分方式」と同じです。
新しい手取り収入をもとに、再度収入比を計算し直しましょう。
例:彼が30万円→35万円に昇給した場合
・新しい手取り合計:35万円+20万円=55万円
・新しい収入比:35万円÷55万円=約0.64(64%)、20万円÷55万円=約0.36(36%)
・生活費30万円の場合
彼の負担:30万円×0.64=約19.2万円
彼女の負担:30万円×0.36=約10.8万円
収入が変わったら、その都度オープンに話し合い、柔軟に対応していくことが大切です!
在宅勤務が増えたり、物価が上昇したりといった環境変化にも、柔軟に対応する必要があります。
例えば、どちらかが在宅勤務になった場合、電気代やガス代が大幅に増えることがあります。
この場合、光熱費の按分を見直して、在宅勤務をしている方が多めに負担するという調整も検討しましょう。
また、近年は物価高の影響で食費や光熱費が上昇しています。
季節によっては平均以上の光熱費がかかることもあるため、冬は電気代とガス代にプラス3,000〜5,000円上乗せされると考えておくと良いでしょう。
こうした環境変化に対応するための具体策はこちら。
・在宅勤務が増えたら光熱費の按分を見直す
・物価高で食費が増えたら、予算を増額するか自炊を増やす
・電力会社やガス会社を見直して、料金プランを最適化
・節約できる項目(外食、交際費など)を見直す
変化を柔軟に受け入れ、その都度話し合いながら調整していくことで、無理なく同棲生活を続けられます!
生活費の分担だけでなく、将来に向けた貯蓄や、旅行、家電購入などの共同ルールも決めておくことが大切です。
まず貯蓄について。
収入の15〜20%を目安に貯蓄すると無理がないといわれています。
二人で貯金の目標金額を決め、毎月決まった額を貯蓄用の口座に入金していくのがオススメです。
また、旅行や大きな買い物についても、事前にルールを決めておきましょう。
例えば、以下のようなルールが考えられます。
・年に1回の旅行費用は、共同口座の余剰金から出す
・家電の買い替えは、二人で話し合って決め、折半または収入比で按分
・緊急時の予備費として、共同口座に常に10万円は残しておく
将来的に結婚を考えている場合は、結婚資金の貯蓄目標も設定しましょう。
結婚式、ハネムーン、さらにはマイホームの購入など、出費がかさむイベントが続くことも考えられるため、最初のうちは家賃を抑えてその分を貯金に回すという考え方もあります。
生活費以外の共同ルールをしっかり決めておくことで、二人の将来設計も明確になっていきますよ!
同棲カップルの生活費割合について、様々な分担方法と管理のコツをお伝えしてきました。
あらためて検索意図の答えをまとめると、同棲の生活費は手取り合計の25〜30%を家賃に充て、残りを食費や光熱費などに配分するのが基本。
分担方法としては、収入差がある場合は収入比按分方式が最も公平で現実的です。
そして、共同口座や家計アプリを活用し、半年ごとに見直しを行うことで、揉めずに長く円満な同棲生活を送れます。
同棲を始めるあなたへのアドバイスとしては、「お金の話を後回しにしない」ことが何より大切。
最初は話しにくいかもしれませんが、事前にしっかり話し合っておけば、後々のトラブルを防げます。
また、一度決めたルールも絶対ではありません。
生活環境や収入が変われば、柔軟に見直していく姿勢を持ちましょう。
お金の管理がうまくいけば、二人の信頼関係も深まり、より幸せな同棲生活を送れるはず。
この記事を参考に、二人にとって最適な生活費の分担方法を見つけてみてください!